灰被り姫の城

「浅田君!助けて!!

皆が、追いかけてくるの!あたしを、殺そうとしてくるの!!

あいつらを止めることができるのは、最も中立的な立場にいる浅田君しかいない!

だからお願い、あたしを助けて!あいつらを止めて!」


あたしは、必死で浅田君に訴えた。

しかし、浅田君はあたしに迫ってくる危機が、よくわかっていない様子。

無理もない、自分でも言っていることがバラバラで、何を言っているのがよくわからない。


そのとき、図書室に狂った信者達が入ってきた。


「な、なんですかあなた達は!?

な…血!?」


信者達の制服についた返り血を見て驚く図書委員の生徒。


「黙れ」

「ぐああっ!!」


屈強な信者の男子に殴られ、図書委員はその場に倒れた。


「きゃあああああああああ!!!」

図書室にいた生徒達が、一斉に逃げ出す。