灰被り姫の城

そのとき、部屋の扉がドンッ!という荒々しい音を立てて、開いた。


沙耶子さんだ。


「レイちゃん!なにサボって寝てるのよ!!
ご飯作りなさいよ!!」


沙耶子さんはカッと目を見開き、鬼のような形相であたしに命令する。


「なんであたしが………」

「あたしは今帰ってきたばかりでもうお腹がペコペコなのよ!
それなのに、どうしてご飯ができてないの!?

料理もできないくせに、サボって寝てんじゃないわよ!!」


よく言うよ…。
アンタがこの家に来てからというものの、アンタのほうがロクにまともな料理をしていないくせに。