灰被り姫の城

「うん…」

そういえば、なんでこいつ、さっきからあたしのことをお前呼ばわりしているの?

あたしは姫。

この学校の頂点。


そんなあたしを、お前呼ばわりするなんて……この場に信者がいたら、アンタ一体どうなると思っているの?


と、浅田君に対してイライラしているあたしだが、そんな気持ちを何とか静めて、あたしは浅田君の話に耳を傾けた。


「なのに、お前はどうして高校でその場所を手に入れた?

スクールカーストで下だったお前が、どうして頂点にいる?

地味だったお前がそんな華やかな場所にいるのに、俺は違和感を覚えたんだよ」

「そんなの…」


あたしが可愛いからでしょ、と言いそうになって、あたしはやめた。

ここでナルシストと思われてしまっては、あたしのイメージが下がってしまう。