灰被り姫の城

異性から告白されるのは、人生で初めてだ。

あたしは、ドキドキした。


告白されたことに対してではなく、あたしが入学してから間もないのに、告白されるほど魅力があるということに気付いて、ドキドキした。


一応、お互いあまり知らないから、ということで交際はお断りした。


しかし、男子はあたしと会話ができただけで、かなり上機嫌のようだった。


教室に帰ると、里香達はもうお昼を食べ終え、携帯をいじっていた。

「お帰りー」

沙希ちゃんが言った。

「何の用だったの?」

里香が尋ねる。

「別に、何でもないよ」

とあたしは答えた。



「もしかして…告白?」


加奈ちゃんが、ニヤニヤしながら言った。



「え!」