灰被り姫の城

一番になるのはあたしなんだから。


あたしは、控え室へ行き、着物に着替えた。

着物の着方は、昔お母さんから教えてもらったことがあるから、完璧だ。

髪は、高校に入ってから色々いじって練習してたうえ、もともと手先が器用なほうだったので、あっという間に可愛くアレンジすることができた。


『それでは、最終審査を始めます!』


司会の声が聞こえてきた。
舞台には、いつの間にかランウェイのような道ができていた。


いよいよ、最終審査が始まる。


『それでは、エントリーナンバー一番!愛川心愛さんからです!どうぞ!』

司会者の言葉と同時に、体育館全体の照明が暗くなり、今時のおしゃれなBGMが流れる。


そして、愛川さんがランウェイを歩きだした。


ワーワー!という観客の声が聞こえてくる。


愛川さんが着ている衣装は、ピンクと基調としたフリルだらけのロリータ衣装。

フリフリでぶりぶりで今にも吐きそうなほどのゲロ甘衣装は、愛川さんにある意味ピッタリだ。