灰被り姫の城

「二年一組、新田レイです。

趣味は読書です。

去年も出場し、今年も出場させていただきました。

今年も新入生が加わり、ますます可愛い子が増えて緊張していますが、全力で頑張りますので、応援よろしくお願いします」


笑顔で礼をし、あたしは舞台裏へ戻った。

会場は、まだ盛り上がりを見せている。

少し自己紹介しただけなのに、この盛り上がりよう……第二次審査や最終審査では、一体どうなっていることやら。


そんなことを考えながら椅子に腰をかけたとき、あたしの耳にありえない言葉が聞こえてきた。


『それでは続きまして、エントリーナンバー九番!同じく二年一組から、野沢里香さんです!』


舞台で、司会者がそう言った。