灰被り姫の城

これは今年も優勝できそうにないね、愛川さんは。


「今年は二回目の挑戦です♪
皆、全力であたしを応援してよね!」

「愛川さん、ありがとうございました!

続きまして、エントリーナンバー二番……』


次々と第一審査は進み、すぐにあたしの番が回ってきた。


『それでは、去年の優勝者!エントリーナンバー八番、二年一組新田レイさんです!』


あたしが舞台に立っただけで、ファンの大きな歓声が聞こえてきた。


「姫ー!可愛いよー!」

「世界一可愛いー!!」

「姫こっち向いてくれー!」


そんな馬鹿なファン達の言葉にいちいち反応を示してあげて、あたしはニコッと笑った。

その瞬間、会場は大きな盛り上がりを見せた。