灰被り姫の城

『では、早速第一次審査に入ろうと思います!

第一次審査は自己紹介です。


まずはエントリーナンバー一番、二年二組の愛川心愛さんです、どうぞ!』


愛川心愛。

こいつは、去年のミスコンで、最終審査まで残った強者だ。
顔も、あたしには及ばないが、そこそこ可愛いし、ファンもそこそこいる。

しかし、二年になっても相変わらず幼い容姿で、高い位置のツインテールは、かなり痛々しく、女子からはあまり評判がよくない。


「二年二組二番!だけどエントリーナンバーは一番になっちゃった、愛川心愛です!」


愛川さんがぶりっ子っぽい声とポーズでそう言うと、会場の一部からは「うおおおおおお!」というファンの雄叫びのような声が聞こえていた。

だけど、大半の人は真顔。