灰被り姫の城

そして、あっという間に文化祭一日目は終わり、二日目がやってきた。

最終審査用の衣装は、結局家にあったお母さんの形見の着物にした。

買うのも作るのも面倒臭いし、着物なら目立つだろうと思ったからだ。

それに、白い生地と差し色の青が効いた大人な印象の着物は、あたしの清楚なイメージにピッタリだと思った。


いよいよ、ミスコン本番。


今回のエントリー人数は四十一人と、去年よりも少なくなっており、あたしのエントリーナンバーは八番だ。


『これより、空峰高校文化祭ミスコンテストを開催いたします!』


体育館に、司会の声が響く。
観客席から、たくさんの人の声が聞こえてくる。


今年も、盛り上がっているようだ。