「うわあ……ひどい。

でも、しょうがないよね……レイの靴箱に、紙クズを入れたんだもん……」

このようすを見て、里香がボソッと呟いた。


そう。

しょうがない。


だって、学校の姫であるあたしに、あんなことしたんですもの。


それから、久保さんは昼休みが終わった後、授業にも出なかったらしい。


程なくして、久保さんは小嶋さんと同じように、学校へ来なくなり、不登校となった。

そしてもうひとつ。


とある噂が流れた。