あたしがそう言うと、あたしと里香の会話を盗み聞きしていたファン達が、こちらに視線を向けた。
そんなことは気にせず、あたしは話を続ける。
「一年の、あの子かもしれない」
「あの子って?」
「えぇ~と……。 確か、名前は久保記理子(クボ キリコ)ちゃん……だったと思う」
久保記理子、というのは例のキリンちゃんの名前だ。
毎日図書室で見かけていたので、図書委員の子から名前を教えてもらった。
キリンみたいな見た目で、名前が記理子だって。
笑っちゃう。
「その子に、なにか悪いことでもしたの?」
「まさか。
でも、毎日睨まれているような気がして………」
「そうなの。じゃあ、その子を見かけたら、レイにイタズラされないように、見張っておくね」
「うん、ありがとう。里香」
そんなことは気にせず、あたしは話を続ける。
「一年の、あの子かもしれない」
「あの子って?」
「えぇ~と……。 確か、名前は久保記理子(クボ キリコ)ちゃん……だったと思う」
久保記理子、というのは例のキリンちゃんの名前だ。
毎日図書室で見かけていたので、図書委員の子から名前を教えてもらった。
キリンみたいな見た目で、名前が記理子だって。
笑っちゃう。
「その子に、なにか悪いことでもしたの?」
「まさか。
でも、毎日睨まれているような気がして………」
「そうなの。じゃあ、その子を見かけたら、レイにイタズラされないように、見張っておくね」
「うん、ありがとう。里香」



