灰被り姫の城

「姫、これ差し入れです!」


ファンの誰かが、そう言ってあたしにスポーツドリンクを差し出した。

運動部でもないのに、差し入れにスポーツドリンクって。


まあ、ここはあたしのイメージを保つために、笑って受け取っておくのが吉だろう。


「ありがとう」


そう言って、あたしはファンが持っていたスポーツドリンクを受け取った。

するとファンは、大喜びをして、スキップでその場を去っていった。


なにあれ、馬鹿みたい。

気持ち悪。


まあ、ああいう存在があたしの知名度をあげてくれているんだから、そこは感謝するけれど、それにしても気持ち悪すぎ。