灰被り姫の城

そんな小嶋さんと美鈴ちゃんのことを、あたしはざまあみろと思っていた。


そして、この時のあたしも、二人のことを思い出し、クスッと笑った。


「レイ、笑っているけど、何か面白いことでもあったの?」


里香が言う。


「うん、ちょっと昨日のテレビ思い出しただけ」


あたしは、誤魔化し、笑った。

そんなあたしの笑みを見て、廊下であたしのファン達が騒いでいた。


あたしのファンは、新入生も加わったことにより、一層人数が増えていた。


もはや、あたしのことを、この学校で知らない者はいない。


男子はあたしに惚れまくり、女子はあたしに憧れを抱く。


あたしが一番。
あたしは姫で女王で、学校はあたしの城。


何もかも、全てが順調。