灰被り姫の城

あたしは、出された焼き魚とインスタントスープとご飯を早く平らげ、席を立ち、部屋に戻った。


やっぱり、沙耶子さんと美鈴ちゃんは苦手だ。

あたしに意地悪ばかりするし、きっとお父さんのこともそれほど好きじゃないに違いない。


家に居場所がない分、高校では頑張って自分の居場所をつくらなくては。


そう思いながら、あたしはいつもより早く眠りに就いた。

その日、あたしは夢を見た。
それは、中学時代の夢だった。

靴箱の中にあるはずのあたしの上履きが見当たらない。

仕方がないので、あたしは来客用のスリッパを履き、教室へ向かう。
教室に入ると、クラスメート達からあまり気持ち良いとは言いがたい視線を浴びた。


何だろう?


ふと、教室のゴミ箱を見て、あたしは視線の原因に気付いた。
そこには、あたしの上履きが捨てられていたのだ。