沙耶子さんと美鈴ちゃんは、もう既に夕飯を食べていた。
「美鈴、そういえば春休みの宿題はもう終わったの?」
「まだ」
「早く終わらせなさいっていつも言っているでしょう。もう三年生なのよ。
受験生なのよ。
宿題テストもあるんでしょう?」
「わかってるって」
沙耶子さんは、いつも美鈴ちゃんの成績ばかり気にしている。
あたしは沙耶子さんに、成績の心配をされたことは一度もない。
けれどその代わり…。
「少しはレイちゃんを見習いなさい。
レイちゃんは成績“だけ”はいいんだから」
成績“だけ”____
毎回決まったように、まるで、あたしには成績しか取り柄がないみたいな言い方をするのだ。
確かに、成績しか取り柄がないのは事実で自覚もしているが、他人からそれを言われるのは気に障る。
「美鈴、そういえば春休みの宿題はもう終わったの?」
「まだ」
「早く終わらせなさいっていつも言っているでしょう。もう三年生なのよ。
受験生なのよ。
宿題テストもあるんでしょう?」
「わかってるって」
沙耶子さんは、いつも美鈴ちゃんの成績ばかり気にしている。
あたしは沙耶子さんに、成績の心配をされたことは一度もない。
けれどその代わり…。
「少しはレイちゃんを見習いなさい。
レイちゃんは成績“だけ”はいいんだから」
成績“だけ”____
毎回決まったように、まるで、あたしには成績しか取り柄がないみたいな言い方をするのだ。
確かに、成績しか取り柄がないのは事実で自覚もしているが、他人からそれを言われるのは気に障る。



