灰被り姫の城

何、意味わかんない。


高校で可愛くなっていたとしても、幻滅?

どうして?

自分を変えているんだよ?

昔の自分を、新しい自分に変える努力をしているんだよ?

それなのに、どうして幻滅するの?


その時、卒アルを見て騒いでいた男子の一人が、あたしがいることに気付いた。


「あ、新田さん!おはよう」


彼はあたしのファンではないので、あたしのことを姫とは呼ばない。


「うん、おはよう」


あたしは、いつも通りの清楚な笑顔で、挨拶を返す。

しかし、顔は涼しくても、心臓はまだバクバクと大きな音を出している。


「そういえば、新田さんは中学のときはどんな感じだったんだ?」


男子のうちの一人が、興味津々であたしに尋ねてきた。