灰被り姫の城

男子達は、中学のアルバムに載っている女子の顔を見て、「可愛い」だとか、「不細工」だとか言って批評しているのだ。

正直、男子達もそれだけ女の子の顔に物を言えるほど、顔のパーツは整っていないけれど。


「この子どうよ?」

「え~この子は地味だろ~。なんか暗そうだし」


“地味”“暗そう”

その二つの言葉に、あたしは無意識に反応した。

何故なら、それらの言葉はいずれも、中学の時のあたしを指しているものだったからだ。


「でもさ、こういう子に限って高校で可愛い感じになってるかもしんねえよ?」

「ええ~、でもなぁ~。中学のときは地味で暗いっていうだけで、ちょっと幻滅じゃね?」

「ああ~わかる」


男子の会話を聞いて、あたしの心臓はバクバクと徐々に大きな音を奏でていく。