灰被り姫の城

昼休み。

あたしは、誰にも気付かれないようこっそり体育館裏に来ていた。

なぜあたしがここに来たのか。
それは、あたしのファンもとい、元小嶋さんファンが、小嶋さんを囲むようにして集まっていたからだ。


「どういうことだ!俺達を気持ち悪がっていたって!!」

「どこまで俺達を馬鹿にしたら気が済むんだ!!」

「そうだそうだ!」


小嶋さんを責め立てるファン達。
その真ん中で、涙目で立っている小嶋さん。


「そんなっ、私知らない……」

泣きながらそう訴える彼女だが、


「嘘つけ!裏サイトの掲示板に書き込みがあったぞ!」

「それに実際、俺達の名前だって覚えてくれたことないじゃないか!」

「会話だってまともにしてくれたことがない!」


と、小嶋さんを責め続けるファン達。