灰被り姫の城

翌日のこと。

今日も、いつも通り平和な一日が送れると、誰もが思っていただろう。
しかし、今日はいつもとは少し違う一日が訪れた。


「なんか、レイちゃんのファン達、今日はやけにうるさくない?」

一時間目と二時間目の間の休み時間、加奈ちゃんが廊下を見ながらあたし達に言った。

廊下には、たくさんのあたしのファンが、ざわざわしていた。

「朝もうるさかったからさあ、合唱部の練習全然身に入らなかったよ~」

加奈ちゃんが、口を尖らせて言った。

「何かあったの?」

沙希ちゃんがあたしに聞く。

「さあ?わからないや」

あたしは、本当にわからないという風に言った。

「またどうせ、姫かわいい~!とか言ってるんでしょ」

里香がそう言う。