「紫苑、彰。私ね、ガンなの。肺ガンなの。
余命宣告も受けた。もうそれは数ヶ月前に言われたから1年過ぎてるの。私の命。だから……さっっ。わ、私の残りの時間。一緒にいて欲しい。思い出を残したい……からッ!……う、うぅぅ」言い終わる前に紫苑が私を抱きしめてくれた。
「あ、当たり前じゃん!!言われなくてもウチら美桜ちゃんの隣にいるよ!!そばにいるよ!!美桜ちゃんが離れてって言ってもね離れてやんないんだから!!美桜ちゃん……ウチらもう友達でしょ?
何があっても友達でしょ?何にも隠さなくてもいいんだよ。自分がしたい事言えばいいんだよ。」
彰も私の事抱きしめてくれた。
「そうだよ。紫苑の言う通りだよ!!俺達に言えばいいんだよ。美桜ちゃんがしたい事全部俺達が叶えるからさ。何でも言えばいいんだよ。」