俺は彼女の《ありがとう》を見て、少し心がドキッとしたのは謎だった。

「ありがとう、って?おぉ、あんまり無茶すんなよ?女子1人であんなに本運べるもんじゃねーだろ。」

そうだよ。俺と陽向が行った時には目の前にいる彼女が倒れていて周りには大量の本が散らばっていた。

「俺はこの本持ってくから、夏頼んだぞ!」

と言われて、俺が任されたってわけ。

そしたら彼女は

《無茶しすぎたかも。ごめんなさい。》

そう言って(´・ω・`)こんな顔をする彼女。

「そーいや、お前名前は?」

聞いていなかった名前。別に会うのも今日くらいかと思うが一応聞いておきたかった。

《私は海原舞白。貴方は夏宮くんだっけ?》

彼女は海原というらしい。夏宮くん。その言葉に満足いかなかったのか俺は

「夏宮でいいよ。」

そう言ってた。