「‥‥っ、‥‥つ!夏!」

そう俺を呼ぶ声がした。

「んぁ‥‥なに?」

俺は眠気がピークでだるそうに返事を返す。目の前に立ってたのは俺の友達の陽向だった。

陽向「次!移動だよ!」

そう言って俺を急がす。

「おぉー‥‥、で?あいつらは?」

陽向「あぁ、湊は日直、羽黒はまだ学校来てないんだよね。」

「そっか。」

聞いといてあまり興味なさげに返事を返す。謎だな。

教室を出て歩いていると突然

バサバサバサッ

ドサッ

なにかの落ちる音と、誰かの倒れる音がした。

陽向「夏!」

「あぁ」

俺と陽向はその音の方へ向かった。