(うーん‥‥。)
私は1人、図書室で本を読んでいた。もうすぐ2月14日、バレンタインデー。
「何読んでんの?」
ヒョイっと上から本を取り上げる氷雨。返してよっ!と言う素振りをしたらニヤニヤして
「なに?俺に作ってくれるの?」
そう言うから、
《ひさめにはあげない。》
意地を張ってしまった。本当は氷雨に作るはずだったのに‥‥
ーー2月14日当日
「えっ?僕にくれるの?ありがとう(ニコッ」
「まじで!?サンキュー!!」
「‥‥ありがと。(フィッ」
意地っ張りな私は湊くんと陽向くん、羽黒には渡せたけれど、当の彼には渡せずにいた。
渡せないまま放課後になり
「今日の仕事終わったぞー。」
いつものように2人で図書室の仕事をしていた。氷雨は氷雨で相変わらずチョコレートなんて聞いてこない。
‥‥私の意気地なし。
そう言って自分で書いた紙をクシャッと握った。
私は1人、図書室で本を読んでいた。もうすぐ2月14日、バレンタインデー。
「何読んでんの?」
ヒョイっと上から本を取り上げる氷雨。返してよっ!と言う素振りをしたらニヤニヤして
「なに?俺に作ってくれるの?」
そう言うから、
《ひさめにはあげない。》
意地を張ってしまった。本当は氷雨に作るはずだったのに‥‥
ーー2月14日当日
「えっ?僕にくれるの?ありがとう(ニコッ」
「まじで!?サンキュー!!」
「‥‥ありがと。(フィッ」
意地っ張りな私は湊くんと陽向くん、羽黒には渡せたけれど、当の彼には渡せずにいた。
渡せないまま放課後になり
「今日の仕事終わったぞー。」
いつものように2人で図書室の仕事をしていた。氷雨は氷雨で相変わらずチョコレートなんて聞いてこない。
‥‥私の意気地なし。
そう言って自分で書いた紙をクシャッと握った。