《なつみやでいいの?》
私は夏宮という漢字を書くのがめんどくさくなってひらがなにした。
「あぁ。それでいいよ」
そう言ってニコッと笑う彼にちょっとドキッとしたのは秘密です。
《私、図書室行かないといけない。》
時計を見ると4時だった。倒れてから2、3時間たってるのに気づいた。
「いや、倒れてたの誰だよ。無茶すんなってさっき言ったろ!?」
そう言う夏宮。
《でも、本が待ってるの。》
そう書くと
「そーかよ。」
そっけない夏宮。
《私の友達は本だけなの。図書委員だし、行かないと》
「お前‥‥寂しくねーの?」
心配そうに見つめている。嘘は私はすきじゃない。けど‥‥
《うん。》
この言葉にだけはうそをついてしまうんです。
私は夏宮という漢字を書くのがめんどくさくなってひらがなにした。
「あぁ。それでいいよ」
そう言ってニコッと笑う彼にちょっとドキッとしたのは秘密です。
《私、図書室行かないといけない。》
時計を見ると4時だった。倒れてから2、3時間たってるのに気づいた。
「いや、倒れてたの誰だよ。無茶すんなってさっき言ったろ!?」
そう言う夏宮。
《でも、本が待ってるの。》
そう書くと
「そーかよ。」
そっけない夏宮。
《私の友達は本だけなの。図書委員だし、行かないと》
「お前‥‥寂しくねーの?」
心配そうに見つめている。嘘は私はすきじゃない。けど‥‥
《うん。》
この言葉にだけはうそをついてしまうんです。