火野は俺の胸ぐらを掴み壁に押し付けた


ぶつかった背中が地味に痛い


「お前は何も分かってねぇよ!!
光姫はお前が好きでフられるのが怖くて
でも、自分を知って欲しくて友達からなんて言って無理に笑って頑張ってんだよ!」


「…俺にアイツは似合わない」


「似合うとか似合わないなんて関係ないんだよ!気持ちの問題だろうが!
俺は明るい光姫が好きだ
でもな、俺が好きなのはお前を好きな光姫なんだよ」