教室に着いたら、ドアをガラガラと開けた。

スタスタと自分の席に着いた海姫の後を、俺は付いて行く。

クラスの目が痛い。

でも、海姫はそんなこと気にしなかった。

そして、言ったんだ。


「3組の日常、壊すから。」


と。


みんなザワザワし始めた。

そんなこと、海姫はお構い無しだった。