うえからでようかな。

あっ、そんなに隙間ないや。

出れない…

力いっぱい押しても無理だし。

寒くなってきたし…

と、とりあえず、制服脱ごう。

私は制服を脱いで、絞って乾かした。

髪も絞って、乾きやすくした。

キャミも濡れてて、脱いで乾かした。

これが最善手だったから。

でも、トイレでこんな格好してて。

濡れてて。

寒くないわけなかった。

1人だし、寂しかった。



はるに…会いたくなった。

頭を撫でられたくなった。

”大丈夫”って。

”俺がいるよ”って。