そんな私を見て、お母さんとお父さんは顔を合わせて笑った。

というより、微笑んだ。

”さすが、私達の(俺達の)娘だね(な)”って。

それで話し始めたんだ。


お母さんの仕事が、最近になって忙しくなったこと。

海外での活動が増えたこと。

お父さんの会社が吸収するのがYANAMIということ。

その会社は、(ご存知の通り)お母さんがデザインしてること。

その為に、お父さんの近くで働かないときつい事。

でも中学生の私は一人暮らしできないこと。

だから佐倉家に夏休み明けから居候することになったこと。




最後に、




このことを2人はすごく悩んだこと。

離れるのは辛いこと。




嬉しかった。

ふたりの仕事が上手くいってて。

離婚しなくて。




私のこと、愛してくれてて。






その後は、少し遅くまで2人と喋ってた。

明日は遊びに行ってくれるんだ!

久しぶりだから嬉しいなぁ。

そう思いながらその日は寝たんだ。