「行きましょ?」

「うん。愛夢は待ってて。」

「わかった。きをつけてね。」


やっぱ、愛夢はいい子だ。

友達になれてよかった。


「それで、話って?」

「瑶くんと仲いいからって調子にのらないでくれる?」

「いみわかんないよ。調子なんて乗ってないから。」

「とぼけないで。私の親、YANAMIの社長なのよ。あなたの親なんて潰せるのよ。」


YANAMIって、日本じゃ有名なファッションブランドのこと。

確かに、普通の親なら潰せるかもね。

でもね。