イヌ×ネコ

もちろんその中に高橋くんの姿も

「寺田ー!イケメン彼氏ができてそうそう浮気かー!あんまり調子に乗るなよー!」


「何で私なん!ちょっかい掛けてきたんあっちやし!」


「えー俺のせいにするの?席変えしてやんねーよ?」


「っ!もうしらん!がまんするし!」


「山田お前も黙っとけ!」


「はーい」


「「そこのコンビおもしれー!(ろーい!)」」


もう、先生に怒られるわ、みんなに笑われるわ、隣の山田くんは変なこと言い出すわ。はぁー



「なになにー?結羽モテ期来ちゃった感じ?」


「モテキなんて来てないよ!何処をどう見たらそうなるん!」


「学校の王子と学年一イケメンに攻めよられてる」


「攻めよられとらんわ!それと、ここだけの話やけん!」


「え?!なになに!!」


「私本当は高橋くんと付き合っ取らんけ!」


「えー!!」


またみんな後ろを振り向いて「次はなんだ!」って顔をしとる


「しー!」

私はその後今まで何があったのか全部咲ちゃんに話した。

先生のこと高橋くんのことも。

「そんでな?昨日高橋くんとデートしたんよ、その帰り道で

私のこと好きって言ってくれたんよ!!」


「へぇー!あらまー、高橋も言う時はいうのねー」

「うん!嬉しかったし幸せやった」

「それに、私が結羽にノート貸さなかったから、そんな大変なめにあったなんて、あの時ちゃんと貸してれば、ごめんね、結羽」


「さっきも言ったけど、大丈夫!それに、高橋くんが助けてくれたし!」


「でも、もし高橋が居なかったら...」