イヌ×ネコ

学校に行って昨日のことが嘘やないか

高橋くんの元に駆け寄る、


「オ、オハヨー!高橋くんっ!」

もし嘘やなかったら無視するはず!

「おはよ、寺田」


「うそっ」

「なにが」

「私達ほんとに付き合っとるん?!」

「なに、付き合いたくないの」

「いやいやいやいや!めっそうもごさいません!むしろ有難いとゆうか、嬉しすぎてやばいとゆうか、ほんとなんやな!」

「朝からペラペラよくしゃべるね、座れば」

「うん!」





「いまからせきがえするぞー、くじ引けー」

うそ!せきがえ!?やったー!!いまの席高橋くんと遠いいんよ〜!

近くになれたらいいなー!

「やった!一番後の窓際や!あとは高橋くんがきたらもう、サイコーや!」


「そんなに俺の横がいいの?」


「なんや、高橋くんやないんかい、ハァー」


「そんな盛大にため息つかなくても良くない?笑」


「高橋くんとが良かったな...」


「そんなにあいつの横がいいなら変わってやろうか?」


「え?!いいと?!」


え、隣の山田くんはそう言ってくれた。


ため息ついてごめんなさい!とっても優しい人やったんやな!山田くんいい
人や!

「その代わり」

「その代わりがあるん!?」

「ただで交換しても俺に得ないじゃん」

「確かに、わかった!何したらいいと?」

「なら、今日の放課後俺とデートしよーよ」

「で、デート?!?!」

皆がいっせいに後ろを向く