「おはよ、昨日は高橋に何もされなかったか?」


平気な顔でそう言ってきたのは数学の先生で

昨日のことがフラッシュバックする。こわい。

逃げなきゃでも震えて力がはいらない。

怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。

ボソッ「...た、かはしくんっ」



「まだなんか用あんの?エロ教師」

その声と同時にふわっと私の首元に腕か絡まる

「べつに」

「なら結羽に近寄んな」

「何故君にそんな事を言われなければならないんだ」

「結羽は俺のだから」

「「「「きゃー!!!」」」

「王子と、結羽つきあってんの?!」

「王子がー!!」

「どうしてー!」

う、うそ!どうしてそんな嘘を?

高橋くんっ、そんな事されたら私期待しちゃうよ?