2人見つめあって、無言になる。 ああ……どうしよう。 なんて、ぼんやり考えていたのも束の間。 ______ドーンッ 「!?」 「……」 背後から突然聞こえた大きな音にびっくりして、私は肩をびくつかせた。 立花君はもう手を離していて、私はとっさに後ろを向き、音の鳴る方を見上げる。 「わあっ…!」 そこには綺麗な花が咲いていた。