「ねぇ、学校の先生との恋ってありだと思う?」
「えっ?なによ、いきなり」
朝のような満員電車ではない、車内で2人で並んで座る。
菜摘は、いきなり妙なことを言い出した。
「いや、さっきドラマの再放送でそういうのやってたからさ」
「あぁ、そういうことか…」
…て、なんであたしはビックリしてるんだろう。
先生に恋してるわけなんかじゃないのに、なんで反応してんだ。
「美桜はどう思う?」
「うーん…、好きになるのはどうにもならないしべつにいいんじゃないかな?」
恋は理性じゃない。好きになっちゃったらしょうがないし誰かに止められるわけでもない。
誰であろうと恋をするのは、いいことだと思う。不倫とかは別問題だけど…。
「私は絶対無理」
「へっ?」
「だって、生徒のことそんな風に見てる教師とかきもいし。
好きになったのが生徒側だもしても無理。叶わない恋に夢見すぎ」
「そ、そうだね……」
菜摘との真逆の意見に少々戸惑う。
確かに、菜摘の言ってることもよくわかる。

