「とりあえず、熱計って。お粥、食べれる?」

「うん。食べれると思う。」

「じゃぁ、作って来るから。大人しく待っててね。」

「わかった。」


瑶がお兄ちゃんでよかった。

誰よりも優しい。

自慢のお兄ちゃん。

しばらくして――――


「愛叶、熱は?」

「37.6」

「まだ少し高いね。じゃぁ、これお粥。はい、あ〜。」

「あ〜ん。うん。さすが瑶。美味しい。」

「よかった。じゃ、次。あ〜」


ここまでする兄妹ってうちらのほかにいるのかな…

なんてね。