バカは私の取り柄ですっ!!

瑶に連れられて来たのはカフェだった。

オーナーが瑶の知り合いらしく、1番奥の個室に連れていってもらったんだ。

カフェにしてはお手頃な値段だなぁ。

って思った。

瑶はカフェラテ、うちはアイスティーを頼んだ。

今まで飲んだ中で、1番美味しくて、飲みやすいティーだったなぁ。

そんなことを思いながら、うちと瑶の間には、沈黙が続いていた。

そんな沈黙を壊したのは瑶だった。


「今日は、話したいことがあったんだ。」


いつもの瑶じゃない。

お兄ちゃんの顔だ。

うちはそう思った。