結生は真っ直ぐな目で私を見た
止まっていた涙がまた頬を伝う

「陽頼、返信聞かせて?」

「私も…ずっと前から琴吹 結生が好きです
初恋の人で私の自慢の幼馴染みです

こんな馬鹿な私だけど
私の彼氏になって下さい」


結生は私を強く抱きしめた
そして今度は嬉し涙が止まらなかった


「結生の彼女に相応しいように
私、色々頑張るからね!」


「ううん。俺はそのままの
馬鹿だけど一生懸命で頑張り屋で

変なとこ真面目で
笑った顔も泣いた顔も綺麗な陽頼が大好き」



「私もからかったりしてくる結生だけど
こんな馬鹿な私にも分りやすく勉強教えて

くれる所とか悩みを真剣に聞いてくれる
そのままの結生が大好き!」