「椿院先生、本当にありがとうございました!!!」


柊は勢いよく頭を下げる


「これで終わります!!!」



そして柊は席に戻る時に
もう一度祝福の嵐を浴びた



最後の人まで終わると
俺はまた話をした



「じゃあ、学級委員長。最後の号令を」


「はい!!きりーつ!!」


皆がバラバラと立つ
皆緊張しながら前を見る


「気を付け!!礼!!」


『ありがとうございましたー!!!』



卒業式の1日が終わった
さてと…問題はここからだ



人の少なくなった教室に入る
そこに居たのは窓からの陽を浴びて
窓を覗いている柊だった



「あ、先生!!」

「おう」


俺に気づき、窓から目を離して俺を見る
いつもの笑顔で



「合格おめでとう」


「ありがとうございます」


柊は俺の元へ近づき
封筒を渡した



「これ、合格通知と成績表
1位かどうかまだ見てない…
先生が見て??」