私は帰り道を肩を落として歩いた
何と無く自信あったのに…3位って
正直微妙
先生は褒めてくれたけど
本当に納得いかない
先生に渡された封筒を開ける
中を見ると書類の他に
くしゃくしゃの紙に包まれた物が入っていた
それを取り出し開けると
『お前は凄いよ。柊
1位じゃ無くてもいい
望む結果を得てくれ
お前が頑張ってるのを俺は
誰よりも知ってる
追伸
甘い物食って笑え。』
紙に包まれていたのは
私がいつも先生に挙げている
チョコレートだった
私は自然と笑顔になり
チョコレートを口に入れた
「ちょっと苦いんだけどねぇ〜」
それでも他のチョコレートとは
比べ物にならないくらい甘かった
先生から貰ったからかな〜
「さてと…後3ヶ月追い込みますか〜
先生に早く言いたいもんね」
ルンルン気分で歩きを早める
待っててね先生
私、マジでいくから

