草薙「すいません…お待たせしてしまって」
蒼「全然!」


俺達は学校を出て駅に向かった

蒼「草薙さんって凄いんだね〜
剣道強いって有名人だよ!」

草薙「全然そんな事ないです
神音先輩もバスケ強いじゃ無いですか」

蒼「あれ?俺、名前言ったっけ?部活も…」

草薙「私、中学2年時1度だけ友達に誘われて
バスケの大会を見に行った事が
あるんです。
その時、貴方を見たんです」



草薙さんが中2って事は…俺が中3の時だな〜
いつの試合だろ?



蒼「前の事よく覚えてるね(=´ᆺ`=)」


草薙「印象が強かったんです。
試合の時は真剣に休憩は笑顔で
楽しそうにしている貴方が」

蒼「え?」

俺は歩いていた足を止めた
草薙さんは俺の少し先で歩くのをやめた


草薙「私、あまり感情が表にでないんです
ですから初めは憧れでした
貴方の笑顔が目から離せなくなり
いつしか…それが “恋” というものに
変わったんです」