恋綴り〜短編集〜


私の目を見て真剣に話してる
すると坡原くんは私から眼鏡を取った
そして結んでいた髪も解いた


「やっぱり片桐だわ。あん時会った奴
覚えてない?入学式の日階段でぶつかった時

すげぇ可愛い子がいるって思った
もう1度会いたいって思った
探したけど見つからなかった

けど2年のクラス替えで片桐と
同じクラスになって
たまたま片桐が眼鏡外したの見て
やっと会えたって思った」


思い出した…
入学式に遅刻しそうになって
眼鏡を鞄に入れて学校に行った時だ

階段でカッコイイ人だなって思ったけど
いまいち顔がわからなかった
坡原くんだったんだ



「ねぇ俺あの時から本気で惚れた
俺と付き合って?」


私から取った眼鏡を私にかける


「私も坡原くんとぶつかった時の事
覚えてますよ。カッコイイ人とは思いました
でも、恋愛はよくわからないです
こんな考えで人と付き合う資格はありません」