「太陽と月は正反対
僕の人生を明るくする太陽
それは即ち詩である
なら僕は反対の月になろう
月の光は太陽の光である
正反対に見えて同じの太陽と月
僕も詩と同じになりたい
だから僕は世界を周り
常に上を見て前に進もう」
ページをめくる手を止める
私の好きなフレーズを坡原くんが
言葉にした
「どうして、その言葉を…」
「俺も好きだからその作家の本」
でもさっき何書いてるかわからないって…
私は本を閉じ坡原くんを見た
「片桐のせいだからな
俺あんま興味なかったのに
図書室に来てから本読みっぱなしで
ハマっちまったんだよ」
「でも…坡原くんは暇つぶしで
来てるのでは…」
坡原くんは手に持っていた本を
棚に戻し
私の前にあるカウンターに座った
「それもあるけど、あんたとちょっとでも
長く一緒にいたいから」

