弱虫なボク~先生と生徒の距離~

震えるな、止まれ、と足の方に視線に落とし念じた。


でも、震えは治まる事もなく、想いとは反対の動きに



さらに激しくなり、ピークに達した時



「里奈…大好きだよ」


と、気色悪い男の甘えた声が聞こえてきた。


ザラザラした木の横から少し、


ほんの少しだけ、顔を出したつもりだったのに……


「亮…なんで?」



顔を出した瞬間、僕の目に里奈の姿が映し出され


どうやら、僕の体は木から全部出ていたようだった。


「里奈…何してんの?」


震えは、足から全身に伝わっていた。


この震えは、怒りからくるものなんだろうか。