弱虫なボク~先生と生徒の距離~

僕は、自分の部屋のドアを勢いよく開けた。


そして、足を部屋の中に踏み入れる。


部屋の中は、自分で言うのもあれだけど整っている方だと思う。


ぶ厚い本や、参考書などが、窓際に置いてある机に綺麗に並べられ、


床には、ゴミって言えるモノも落ちてはない。


そんな床に、肩から掛けていた鞄を投げ捨てるように放り投げ、


僕は、シワ一つない綺麗なベッドにダイブをした。


「何してんだよ…」

幼い子供のようなダイブに、ポツリと呟いた。


それは、とても弱く、すぐに消えた。