その後、先生と高田香奈と別れてから僕は覚えてない。



気付けば、自分の部屋のベッドの上で寝ていた。


すっかり、外は暗闇に包まれていて、僕の心の中を映し出す鏡みたいになっている。


もう、全ては終わった。



そう思った瞬間、僕の意識は薄れていき、また、夢の世界へ飛び立っていく。


もう、帰ってこれないぐらいに、遠くへ羽ばたきたい。