弱虫なボク~先生と生徒の距離~

自分の不甲斐なさに呆れてしまう僕。


どのくらい、自分を責める言葉を思っただろうか。


乱れていた呼吸が、いつの間にか静かなモノと変わる。


そして、最後に出てくる言葉が…


『今日が全てじゃない。』


なんて、自分を慰めるように言い聞かせる。


「そろそろ、帰るか。」


若干、まだ残る変なモヤモヤした気持ちがあったんだけど、

今日は、もう家に帰ろうと、げた箱へ足を進めた瞬間、


僕は、忘れ物に気づいてしまった。