弱虫なボク~先生と生徒の距離~

「ハァ…ハァ…」


膝に両手をあて、息を整えるように小さく呼吸を繰り返す。

僕は、ホントに弱虫な男だと、つくづく自分の事が嫌になった。


二人きりの…


いつも心のどこかで願っていた事だったのに…


なのに、なのに…


僕は逃げ出してしまった。


ホントに弱虫な僕。