弱虫なボク~先生と生徒の距離~

時刻は、夜の8時


寿美子先生と校長先生に一礼をして、僕と父さんは闇に包まれた外へと出て行った。


職員専用の駐車場に、荒々しく停めてある黒の軽自動車。


どれだけ父さんが慌てて来たのかが分かった。


僕の前を何も言おうとせずに、父さんは歩いて行く。


二つの足音だけが、虚しく鳴る。


今の僕と父さんの間には、『会話』という選択はなかった。


いや、今に限った事じゃないか…


昔から…変わらない