弱虫なボク~先生と生徒の距離~

「お待たせしました」


開けられたドアから、高級感漂うスーツを着た男と、寿美子先生が入ってきた。



部屋の中に残るタバコの匂いに、2人は気づき顔をしかめた。


「学校で…タバコは…」



「あっ、すいません」


父さんは、さっきまでの強気な態度ではなく


ペコペコと頭を下げて謝る。


寿美子先生の時とは明らかに違う態度。


高級感漂わせる校長先生をもしかしたら、会社の上司と重ねてるのかもしれない。


そう思ったら、会社での父さんの姿が目に浮かんできた。