弱虫なボク~先生と生徒の距離~

先生が居なくなってからどれだけ経ったのか……


体に悪い煙が、何度も何度も吐き出される。


一本だけでは足りなかったのか、火を消したら、またつけるを繰り返す父さん。



さっきまでずっと先生と居たせいなのか、少し居なくなっただけで


僕の心は、不安で募っていく。


早く…


早く…戻って…


ガラガラ、と生徒指導室の扉が突然開くと


父さんは、タバコを慌てて携帯灰皿の中へと押しあて火を消した。


そして、まだ教室の中に嫌な煙が残っているにもかかわらず


そのまま音を立てて窓を閉めた。